ネットで– category –
ネットであった怖い話
-
保存された運命
山田は新しい小説の執筆に没頭していた。「血の色をした夕焼け」というタイトルのミステリー小説だ。彼は昨年、同人誌でひそかに人気を博し、ついに商業デビューが決まったばかりだった。 「よし、今日も3000字は書けたな」 彼はクラウド保存機能付きのワ... -
匿名掲示板の呼び声
私は2ちゃんねるのような匿名掲示板が好きだ。特に深夜、誰もいないはずの時間帯に現れる奇妙なスレッドが好きだった。 先月、いつものように深夜の掲示板を徘徊していたとき、「助けて下さい」というタイトルのスレッドを見つけた。オカルト板だったから... -
フォロワー
新しいSNSアプリ「Echo」は瞬く間に人気を集めていた。他のSNSと違い、Echo上のアカウントは実名登録必須で、投稿した内容は24時間後に自動削除される。「本音を言える場所」という謳い文句が若者の心を掴んでいた。 私もその波に乗り、アカウントを作った...
1